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サイディング

本来は羽目板や下見板など外壁に張る板材の総称です。
サイディングは材質によって、窯業系サイディング、金属系サイディング、木質系サイディングがあります。

【窯業系サイディング】
セメントに木片などを混ぜて、強化してプレス成形で板状にしたもの。

【金属系サイディング】
スチールの板などを加工したもの。断熱性をあげるために裏に断熱材を入れたものがほとんどです。

【木質系サイディング】
天然木などを塗装したもの。

現代では、工業製品化された窯業系サイディング、金属系サイディングなどの外壁材がよく使われます。そのなかでも特に、比較的安価で施工性もよい窯業系サイディングが最もよく使われています。
単に「サイディング」といえば、たいてい窯業系サイディングのことを指します。
「サイディングボード」とも呼ばれます。

サイディングは、工場で塗装された「塗装品」と、現場で吹付けなどをする「無塗装品」に分かれます。
塗装品のサイディングは、色や柄などが多種多様で、タイル柄や石柄、木目柄から塗り壁風までさまざまな商品があります。
塗装の性能も上がり、色褪せしにくい「メンテナンスフリー」を標榜する商品もあります。(メンテナンスしなくても大丈夫ってことです。当然、コストも上がりますが…)

現場での施工性(工期が短くなる、職種が減らせる)などの理由から、従来からあるモルタル壁などの湿式工法にかわり、サイディング張り(特に塗装品を使ったもの)の割合が増えています。
モルタル壁などの湿式工法では、クラック(ひび割れ)など避けられなかったクレームも、サイディングではあまり問題になりません。
 ⇒湿式工法
 ⇒乾式工法

ここから下は、サイディングに対する管理人の私見です。

サイディングには多種多様な商品がありますが、どのような色・柄を選ぼうとものっぺりとした没個性的な家になってしまいます。
また、柄も「タイル風」であり「石風」であり、ようするに「本物」では無く「偽物」です。毎日見上げる我が家の外装が、少しずづつ色褪せていく、サイディングメーカーのつくった「偽物」だといやだなあ、と管理人は思っています。

それから、もう一点「メンテナンスフリー」のサイディングについてです。

いくら塗装性能が向上しても、長期間紫外線にさらされたら、少なからず色あせはおきます。「メンテナンスフリー」をうたうサイディングは、たいてい一色ではなく多色刷りです。そのため、将来吹付けを行うのは不可能です。(一色にしてしまうんだったら可能ですけど)
サイディングメーカーのいう「メンテナンスフリー」は、実は「メンテナンス不可能」ってことなのです。

また、外壁材が本当に「メンテナンスフリー」だとしても、サイディングの継ぎ目やサッシとの取合い部分に、防水のために施工されるコーキングは必ず劣化します。
それに、塩ビ製の雨樋も紫外線で劣化します。知らないうちに枯れ葉やホコリでつまってるかもしれませんし。
 ⇒コーキング

つまり外壁材がいくら「メンテナンスフリー」でも、外部のメンテナンスはやはり必要なのです。
現場で、自分で決めた色にで塗装してもらって、十年後塗り替える時はどんな色にしようかなあと考える方が楽しくないですか?

管理人は(特に柄付き塗装品の)サイディングが、日本の住宅地の風景を没個性的でつまらないものにした一番の要因だと思っています。

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