ゾーニング
ゾーニングとは、空間の機能や用途などによって空間を分けて配置することです。
スケールの大きな空間でいえば、たとえば都市。
閑静な住宅地の中に、騒音や悪臭を放つ大きな工場ができたら困りますよね。
そのため、都市計画によって、商業系地域と工業系地域、住居系地域によって分けられています。
建築のプランニング(間取り)を考えるうえでも、このゾーニングと動線計画によっておおまかな配置の計画をたててプランを進めていきます。
⇒動線
住宅の例でいえば、住宅の中のさまざまな用途をもつ部屋(空間)を、たとえば、玄関やホール・リビングなど来客や家族全員が使うパブリックゾーン、寝室や子供室などの家族が個人的につかうプライベートゾーン、キッチンや水回りなどのサービスゾーンと大きくゾーン分けをして、それぞれの空間の適切な配置を考えることが大切です。
⇒パブリックゾーン
⇒プライベートゾーン
⇒サービスゾーン
家に訪れたお客さんを接客する空間(リビングとか応接室)にお通しするのに、玄関から寝室などのプライベートゾーンのあいだをすりぬけないといけないというのでは困ります。
一般建築、たとえば病院などはこのゾーニングをシビアに行う必要があります。
入院している人がいる病室のまわりを、外来の患者さんがウロウロするような配置は絶対避けなければいけません。
しかし、小規模の住宅の場合は使用する人がほとんど家族だけに限られるので、あまりシビアにゾーニングを考える必要がないのではと思っています。
空間を厳格に分けるよりも、空間にあるていどの融通性を持たせたほうが、限られた規模の中では豊かな空間を作り出せることが多いと思います。

